日本のお好み焼きチェーンとしてソウルにも支店を構える「風月」。明洞(ミョンドン)に姉妹店となる串かつ専門店「串かつ 風月」が立ち上がると聞き、新規開店直前のお店に伺いましたが…。
店内には正装の人たちが。一体何をしているのでしょうか? 実は、開かれていたのはコサ(告祀)と呼ばれる祭礼。災厄を除き幸運をもたらすよう、店舗の新規オープン前などに行なわれる行事です。
建物新築の際や車を買い替えたときなど、日常の様々な場面で開かれるコサ。沢山のお供え物を準備して、一定の形式にのっとりながら拝礼などを行ないます。
昔から供物として用いられるのが豚。市場で見かける大きな豚の頭が丸ごと登場しました。財産を象徴するといわれる豚にお金を挟ませ、商売繁盛を願います。
また、厄除けの意味がこめられているこちらの魚。行事の終了後も店舗の入口付近に吊るされるので、見たことがある人も多いのでは。
終了後は供物を食べながらの歓談。日々新しく変化している韓国ですが、このような風習もまだまだ残っているのですね。本場大阪スタイルの串かつをはじめ、25種類あまりの串揚げやアサヒ生ビールを楽しめる「串かつ 風月」のオープンは12月10日(金)からです。 「串かつ 風月」ソウル市 中区(チュング) 明洞2街(ミョンドンイガ) 32-27 3F: 位置
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