今年のカレンダーも最後の1枚になった1日。市庁前・ソウル広場に数10人が集まり、何やら式典が始まりました。クリスマスの衣装のようなかわいらしい子供もいますが、いったい何でしょう。チリーン、チリーンという鐘の音も聞こえてきます。
式典の目的は日本では社会鍋といわれる慈善鍋(チャソンネンビ)の始まりを告げていたのです。慈善鍋は、キリスト教団体の救世軍が19世紀末にアメリカで始め、韓国では1928年から毎年行なわれている歳末の助け合い運動です。
今年は、前年比5%増の42億ウォンの募金を目標に、1日から月末まで全国の300余カ所の街頭などで実施。一部ではスマートフォンでも募金できるとのことです。式典会場にはこんな勇ましげな制服姿の男性もいました。
うってかわって、こちらはユニークな慈善チンパンジー。恒例の式典参加ですが、なぜか毎年、自転車と一緒に現れます。でも運動のアピールには、ばっちりですね。
ソウル市内の街頭募金は、クリスマスまで行われる予定。その間は雪のボールを表現したモニュメントもソウル広場に設置。募金した人らが中に入ることもできるというので運動を後押しするのに一役買いそうですね。
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