秋から冬へ、韓国はちょうど季節をまたぎ終わろうとしているところ。ソウルに点在する古宮で、その移り変わりを訪ねました。 都心部に近い徳寿宮(トクスグン)。色づいた木々と葉を落とした木々、高いビルが共に宮殿を囲みます。
冷たい空気を切って蹴り上がある脚。慶熙宮(キョンヒグン)で開催中の「テコンドー演舞」は、12月4日で今年の日程が終了します。
古宮の中でも東の端にある昌慶宮(チャンギョングン)。荘重な建物と豊かな自然が調和を成しているこちらでは、色づいた木々が宮殿に最後の輝きを添えています。
観光客に交じってお客様が現れました。間近に迫った氷点下の寒さに備えて、冬仕度を整えているところでしょうか。
ところ変わって、こちらはまだ紅葉が鮮やかな並木道。大勢の人々の足が向かう先は…?
ごぞんじ世界遺産、昌徳宮(チャンドックン)の秘苑(ピウォン)でした。敷地の奥にたつ庭園は、かつて王たちの憩いの場。四季折々の美しい姿を見せますが、今がちょうど観光にぴったりですね。
もう1つの世界遺産である宗廟(チョンミョ)は、完全に冬に移行した様子。透明な空に、朱塗りの柱が一層際立ちます。この時期ならではの古宮の風景、その魅力をぜひ感じてみてください。
|