毎年11月の中旬頃になると、韓国の主婦たちは天気予報と白菜の値段に釘付けになるそう。それは、ちょうどこの時期に1年分のキムチを漬ける「キムジャン」が行なわれるからです。
キムチは1日の平均気温が4℃以下の時に漬けるとおいしくなるといわれ、まさに今がキムジャンまっさかりの韓国。ソウル近郊の西五陵(ソオルン)の白菜畑も、収穫に追われて忙しそうです。
今年は夏の猛暑や天候不順により白菜の価格が急騰するなど、例年通りキムジャンを行なえるか心配していたオモニ(お母さん)たちも多かったよう。最近は白菜の値段も安定して、一安心です。
全羅北道(チョルラプッド)の淳昌(スンチャン)のとある食堂の前でもキムジャンが行なわれていました。見てください、この白菜の量!
主婦の年中行事の中で一番の大仕事とも言われるキムジャン。一家庭あたり、多ければ100株の白菜を漬けることもあるとか!白菜を大きなタライで一つずつ洗ったり、薬味となる野菜を刻んだり、準備だけでも相当な手間がかかります。寒い中、もくもくと作業をこなすオモニたちに頭が下がりますね。
近所の人同士、助け合ってキムチを漬けるのもキムジャンならではの光景。近年は市販のキムチを買ったりしてキムジャンをやらない家庭が増えているといいますが、手作りにこだわるオモニたちはまだまだ健在!おいしいキムチを家族に届けてください!
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