仁川国際空港から金浦空港を経てソウル市内につながる空港鉄道A’REX(エーレックス)の工事が全線で完成し、このほど試運転が始まりました。正式運行は12月29日からの予定で、空港リムジンバスに比べてぐっと早く料金も安くなります。
A’REXは、これまでに仁川国際空港から金浦空港まで37キロを運行していますが、今回新たにできたのは金浦空港からソウル駅までの20キロ。途中3駅しかなく一気に都心につながり、このソウル駅で高速鉄道KTXに乗り換えれば全国各地にひとっ飛びできます。
車両は、各駅にとまる一般列車と仁川国際空港から最長ソウル駅までまったくノンストップ(43分/13300ウォン)の直通列車を用意。これまで直通列車限定だった大型かばんを置く棚は一部の一般列車にも用意されました。
駅舎はどれもおしゃれで実用的ですが、中でもソウル駅は航空券のチェックインと荷物の預け入れができるコーナーも開設。お土産などで膨らんだカバンも預けて身軽になって最後の電車の旅が楽しめます。
車両によっては地下鉄などと違って進行方向に向かって座る指定席も設置。快適性が増したのはもちろん、車内でちょっと仕事をこなしたい出張のビジネスマンにも利用されそうです。
窓は広めの車両が多く、ソウルの漢江(ハンガン)を渡ったり、仁川(インチョン)の海辺を通るときのながめは最高。旅の思い出として車窓の景色をまぶたやカメラにばっちり収めてくださいね。 関連記事: 空港鉄道 A’REX
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