ソウルを東西に横切る漢江(ハンガン)。国会議事堂の緑色のドームを望むこちらは、漢江市民公園の楊花(ヤンファ)地区に寄り添うように浮かぶ小さな島「仙遊島(ソニュド)」です。
かつては貯水施設だったこの場所。施設のなごりが残る跡地に四季を感じられる樹木や花を配置することで立体的な庭園を織り成しています。そして今はまさに紅葉の最盛期。
縦750メートル、横200メートルほどの小さい島ですが、植物園、温室、水遊び場など様々な施設が設けられた仙遊島。散策路も整備され、都会とは思えない静けさの中、秋の風景を満喫することができます。
仙遊島のマスコット的存在といえばかわいらしいウサギ。 警戒心は薄い仙遊島のウサギですが、寒くなってきたからか草の間で身を縮めていますね。
漢江沿いではススキも秋の風物詩。川辺の風は少し冷たいですが、日暮れ時の散策がお勧めです。傾いてきた日の光に輝き、風に揺れるススキのざわめきは今だけ味わえる贅沢では。
今週からぐっと気温が下がり「もはや冬」という声も聞こえるソウルですが、各地の紅葉はこれからが見ごろです。とはいえ足早に過ぎ去るこの季節。逃してしまわないうちにお出かけしてみてはいかがですか?
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