10月12日、ソウルのワールドカップ競技場で行われたサッカー日本対韓国の親善試合。伝統の日韓戦というだけあって、競技場には多くの観衆がつめかけました。
韓国での試合とあって、韓国代表サポーター「レッドデビル」のテーマカラーである赤で染まる競技場。しかし、日本代表の応援団も負けていません。隣国韓国に大挙して押し寄せた日本サポーターたちはスタジアムの一角を「サムライブルー」で埋め尽くしました。
ワールドカップ前の対戦ではホームゲームで惨敗を喫した日本代表。今日こそは勝利に導くべく、日本サポーターたちは声の限りに声援を送ります。韓国サポーターに対し、数的には劣勢でしたが、それを感じさせないほど迫力の応援がスタジアムに響き渡りました。
因縁の日韓戦ですが、「私たちの選手を見つめる方が重要だ」と強調するザッケローニ監督率いる日本代表の面々は、落ち着いて試合に臨んだ模様。堂々の勇姿で登場しました。
日本、韓国ともに攻撃的な布陣でキックオフを迎えた試合は序盤から激しい攻防に。以前手術を受けた右ひざの痛みが再発し、残念ながら欠場となったパク・チソン(写真左から2番目)も、ベンチで試合の動向を見守ります。
日本選手の中で活躍したのはなんと言っても本田。得意の左足を駆使し幾度となく韓国ゴールを脅かし、ディフェンスにも積極的に参加。フィールド上を抜きん出た運動量で駆け巡り、韓国チームを翻弄。圧倒的な存在感を見せ付けました。
本試合のMVPとなったのは、韓国代表の攻撃のキーマンであるパク・チュヨン。ゴールには至らなかったものの、渾身のヘディングシュート、華麗なヒールパスなどで競技場を沸かせました。
試合終盤は日本が猛攻を仕掛けるも、結局スコアレスドローで終了。日韓両国の選手・サポーターの皆さん、お疲れ様でした!
|