ソウル市西大門(ソデムン)区の奉元寺(ポンウォンサ)。延世(ヨンセ)大や梨花(イファ)女子大の裏手の山に位置します。ちょうどこの時期、蓮の花が見頃を迎えていると聞き、足を運んでみました。
アジア各地域を中心に、広く親しまれている蓮の花。日本では水芙蓉、池見草など様々な別名をもちます。
韓国でも寺院や公園などで見られる蓮ですが、毎年7月中旬から8月頃にかけては全国各地で「蓮の花祭り」が開催されます。
こちらはというと「ソウル蓮の花文化大祭り」と、なかなか豪華な名前。7月18日から8月1日までの期間中には、重要無形文化財となっている農謡(ノンヨ。農事に関する民謡)や国楽の公演など、様々な行事が予定されています。
講堂の中に入ると、お坊さんの説法に聞き入る人たちが。奉元寺は観光客がそこまで多くない、地元の人が通うお寺。日常を少し離れた世界に、心静かに浸れそうです。
梅雨が明けないうちから、ソウルでは連日30度前後まで気温が上がっています。クーラーの効いた部屋で過ごすのも手ですが、こんな場所で涼を取るのも、たまにはよさそうですね。
アクセス:2号線新村(シンチョン)駅から緑7024番バス乗車、奉元寺バス停(終点)下車
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