ソウルの中心を東西に流れる漢江(ハンガン)。ソウルのシンボルでもあり、市民の憩いの場でもありますが、これまであまり計画的に整備がされて来なかったのも事実。河岸には、アパートが林立し無秩序に乱開発されてきました。そんな漢江を文化空間として再生しようというのが、現在進行中のプロジェクト「漢江ルネッサンス」です。
「漢江ルネッサンス」のひとつの目玉が、漢江公園盤浦(バンポ)地区に建設中のフローティングアイランド。公演文化の島「ビスタ」、文化体験の島「ビバ」、水上レジャーの島「テラ」の3つから成る人工の島で、2009年4月の工事開始以来、先月3日、3つの島がすべて進水しました。
最後に進水したビスタは、3つの島のうち最も大きく、建築面積5,508平方メートル、施設重量4,100トンにもおよびます。現在、3島ともに、今年の9月のオープンを目標に各施設の建設が進んでいます。
ソウル市による一大プロジェクトとあって、何かと話題に上るフローティングアイランド。ワールドカップの際は、新たな街頭応援名所として浮上しました。
11月のG20(20ヶ国・地域首脳会合)開催時には会場のひとつとして使われる予定です。また、ドラマ「アイリス2(アテナ:戦争の女神)」の舞台として9月から撮影が始まる他、映画「テコンV」の戦闘場面に使用されることが予定されているなど、撮影スポットとしても注目されています。
まだ建設中のフローティングアイランドですが、同じく漢江公園盤浦地区には月光レインボー噴水(タルピッ ムジゲ プンス)も稼動中。夏に涼を取るにはもってこいのスポットです。うわさのスポット、ちょっと先取りして訪れてみるのはいかがですか?
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