東大門(トンデムン)から程近い鍾路6街(チョンノユッカ)のヤンサキル(通り)の片側に、人がちらほら集まっていますが、一体何があるのでしょうか。
鉢植え、植木や苗木など、約90もの商店が集まる「花市場」が広がっています。もともと 鍾路5街(チョンノオーガ)にあった「花市場」ですが、歩道の両脇に商店が並び歩行者の妨げになるという声もあり、鍾路の「歩きやすい鍾路づくり」事業の一環で、4月5日の植木日(シンモギル、木を植えるように定めた記念日)に合わせて、ヤンサキルに引越ししました。
以前の「花市場」は、テントやパラソル、売店ブースなど商店の形態が様々でしたが、移転後の「花市場」は定められた商店ブースにお店を構え、歩道の片側に商店が背中合わせに並んでいるのが特徴です。
花やサボテン、観葉植物などカラフルで多彩な植物が揃う「花市場」。一般の花屋や園芸店に比べ価格も安いため、園芸用品などを買いに来る人はもちろん、通りがかりにお土産や気分転換にと購入して行く人も多いとか。
ちょうど今が見ごろの赤やピンク、白色のバラが、鮮やかに咲き誇っていました。甘い香りに誘われ、バラの美しさについうっとり見入ってしまいます。市場が掲げる「都心の中の花園」というスローガンのように、花や草木を眺めているだけ、慌しい日常を忘れ心が癒されそうですね。
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