アートな香り漂う、雨の梨泰院を歩く

朝から春雨がしとしとと降り続けるソウルですが、今日は異国情緒溢れる街・梨泰院へやってきました。レザー商品や各国料理のレストランで有名ですが、ここ最近、アーティスティックな建物が姿を見せ始め、新たなアートスポットとして注目を集めています。

さらに進んでいくと、チープコスメとして有名な「THE FACE SHOP」が。洋風な建物の中に入っており、明洞(ミョンドン)などの観光地にあるショップとはひと味違った雰囲気で、高級感が漂います。

６号線梨泰院駅から漢江鎮(ハンガンジン)駅方面へ歩いていくと、立体的なつくりが印象的な建物「spazio LUCE」が目に付きます。ビルは、ミュージックアートホール、ギャラリーカフェ、レストラン、コンベンションホール、ファッションスタジオなどが揃うアート空間です。１階のイタリアンレストランはカジュアルな雰囲気で、誰でも気軽に入りやすい雰囲気。

すぐ隣には、カラフルでひときわ目立つ「IPブティックホテル」が見えます。梨泰院ホテルをインペリアルパレスホテルが買収し、全面改装して今年３月にオープンした韓国初のデザイナーズホテルです。陶磁器やポジャギが飾られたりブランコがあったりと伝統とモダンが融合したロビーや、ポップアートが描かれた客室など、遊び心たっぷりのホテルです。

漢江鎮駅のそばまで行くと、ガラス張りの建物に白いラインが際立つビルが姿を現します。建物の正体は、５月にオープンしたばかりのヨーロッパスタイルのレストラン「The SPICE」。ドバイの七つ星最高級ホテル「ブルジュ・アル・アラブ」のレストランで首席料理長として勤めたエドワード・クォンシェフがふるまう味が、早くも話題のレストランです。
ぶらりと散歩がてら、梨泰院の新しい芸術の香りを感じてみてはいかがですか？