韓国では毎年5月の第3月曜日は「成人の日」。日本と異なり各自治体で大々的な式典は行なわれないものの、「成年礼」という伝統的な成人式がイベント形式で開催されることも。ソウルでは今日、古宮・慶熙宮(キョンヒグン)で「成年礼」再現行事がありました!
儀式は、今年成人となる1990年生まれの代表者による「成年宣言」からスタートしました。髪を結い上げ、鮮やかな黄色と赤色の伝統衣装に身を包んだ新成人。ちょっぴり緊張の表情ですが、凛々しい姿ですね。
続いて、男性は「カッ」という黒い帽子をかぶる「冠礼」という儀式へ。今回の再現行事には、留学などで現在ソウルに住んでいる外国人約20名も参加。母国では体験できない伝統的な儀式は、思い出に残る特別な時間となったことでしょう。
一方、女性が頭につけているのは可愛らしいデコレーションケーキ?いえいえ、こちらも伝統的な髪飾り。髪をまとめてかんざしを挿す行為を、ケレというそうです。
朝鮮時代の礼服である緑色の唐衣(タンイ)をまとい、次に行なわれたのは「醮礼(チョレ)」という儀式。酒と茶の飲み方を教わります。
最後に目上の人々に対して深々とお辞儀をする「相見礼(サンギョンレ)」をして伝統成人式は終了です!
1時間あまりの儀式を終えて、最後は笑顔で記念撮影!学生生活を満喫中の大学生、一足早く社会に出た会社員と、それぞれの道で奮闘中の新成人たち。両親への感謝、20歳という自覚…胸に浮かんだ今日の思いを大切に、新たな一歩を踏み出していってほしいですね。
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