毎年春に盛大に行われる仏教の祭典「燃灯(ヨンドゥン)祝祭」が今週末から始まります。先月末よりソウル市内中心部の街路樹にはたくさんの提灯が飾られ、また市庁前の広場にも大きなモニュメントが設置。いよいよお祭りのムードが高まってきました。
市庁のお隣、清渓川(チョンゲチョン)にも動物の張子や提灯が飾られ、いつもとは違った風景を楽しめます。また夜になると提灯や張子には火が灯ります。暖かな光に灯された清渓川はとても幻想的で、夜の散歩にも良いでしょう。
また、韓国仏教の総本山で仁寺洞(インサドン)にある曹渓寺(チョゲサ)ではこの時期になると、願いが叶うようにと思いが込められた提灯が境内一面に隙間なく吊るされ、訪れる人々を魅了します。
韓国では旧暦4月8日のお釈迦様の誕生日(今年は5月21日)が、国民の祝日に指定されています。仏教信者の信仰が厚く、曹渓寺の本堂(大雄殿)では仏を敬い、真心を込めてお祈りを続ける人々の姿を目にすることができます。
明日土曜日は前夜祭として、19時から仁寺洞・曹渓寺一帯で「燃灯祝祭」に関連した様々な公演やプログラムが催される予定です。
メインイベントである「提灯行列」は日曜18時から。約10万もの鮮やかな提灯や巨大張子のパレードが、東大門(トンデムン)から曹渓寺にかけて鐘路(チョンノ)の大通りを練り歩きます。週末は韓国ならではの華やかな仏教の祭典を楽しんでみてはいかがでしょうか。
関連記事: 燃灯祝祭
|