25万人もの外国人が居住する大都市・ソウル。街を眺めると、外国人が多く集まる「外国村」なる場所があるのに気づきます。 まずは梨泰院(イテウォン)。近くにある米軍基地の軍人をはじめ、世界各国の人が住む、まさに異国情緒漂う街。
高速バスターミナルのある盤浦洞(パンポドン)に位置するのが「ソレマウル」。80年代にフランス人学校ができて以来、現在ではこの一帯に在韓フランス人の約半分が住むといわれます。バス停にもフランス語の看板があるほど。
二村洞(イチョンドン)は日本人外交官や駐在員が多く居住し、通称「日本人街」といわれるエリア。日本語の通じる店や病院などもあり、在韓日本人にはなにかと頼りになります。
ここはどこだかわかりますか?答えは明洞(ミョンドン)。華僑学校が近く、中国人経営の商店が並ぶ通りは、賑やかな繁華街とはひとあじ違う趣があります。
眠らない街・東大門(トンデムン)にも小さな「外国村」が。東大門駅から東廟(トンミョ)駅にかけては、ネパールやインドからの移住者が集まる地域。周辺のレストランは、現地から来た人たちも納得の味です。
東大門歴史文化公園の側にあるのは、中央アジアやモンゴルの香りがする一帯。界隈で有名なビル、通称「モンゴルタワー」では、ぎっしりと並んだキリル文字の社名に、ハングルの方がおされ気味です。
ほかにも大学路(テハンノ)ではフィリピン市場が開かれたり、九老(クロ)や延南洞(ヨンナムドン)は新たな中華街として注目されています。韓国とはまた違う異国の空気、小さな路地の一角で出会えるかもしれません。
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