先月26日に海軍哨戒艦「天安艦」が沈没して艦の引き揚げ作業が続く中、今日の時点では36名の兵士が亡くなり、8名の兵士が依然行方不明のままとなっています。追悼ムードが高まり今週月曜日、国会議事堂に追悼広場が設けられました。
亡くなった兵士と行方不明の兵士、あわせて44名の写真の前には献花台が設置され、献花とメッセージを受け付けています。亡くなった兵士たちの冥福を祈るメッセージのほか、まだ発見されていない8名の兵士の早期発見を祈るものも。
国会本館には「天安艦殉国勇士たちよ!祖国は君たちを永遠に忘れない」と書かれた巨大な垂れ幕が掛けられました。 また、国会だけでなく街中の至る所にも「謹弔」が書かれた白黒の垂れ幕が掛かっており、多くの市民がこの事故を悼んでいます。
この国会に出来た広場は、今月29日に予定されている告別式まで午前9時から午後6時の間、誰でも自由に入って追悼の意を表することができます。
今年の春は沈没事故に関連して多くの行事が中止・延期になりました。汝矣島(ヨイド)の桜は昨晩の雨で、だいぶ散ってしまい葉桜になりつつありますが、ソウルはこれから緑さす初々しい若葉とともに新緑の季節を迎えようとしています。
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