春の足音とともに、水も温んできたこのごろ。日差しが暖かかった今日は、絶好のお散歩日和となりました。 清渓川(チョンゲチョン)のせせらぎを聞きながら、ソウル市民も思い思いの時間を過ごしています。
今年、復元から5年目を迎えた清渓川。清渓川の歴史と2003年から2005年にわたって行われた復元工事の模様を展示した 清渓川文化館では、現在、特別展「ソウル大衆歌謡~ソウルをうたう」を開催中です。
本展示会は、清渓川文化館が1年の準備期間を経て収集した710名の歌手が歌う、1,141曲の大衆歌謡および関連資料を紹介するもの。戦後から現代に至るまでのレコードや楽譜、歌詞集、歌手の写真や映像などが展示されています。
この展示で紹介されるのはソウル各地の地名が登場する、いわゆる「ご当地ソング」。レコードは年代順に並べられ、韓国の歴史やそれとともに人々が感じてきた喜怒哀楽を表しており、まさに時代の証人と言えるでしょう。
「最高人気歌手100人」も紹介。ファッションやメイクのほか、ポーズも時代を感じさせるものばかり。韓流がドラマや映画からK-POPにシフトしていると言われる現在、こうしたK-POPのルーツと変遷を垣間見るのも興味深いものがあります。
展示会場の一角には、1960年代から70年代にかけて大衆歌謡の普及に一役を買った音楽喫茶を再現。自分でレコードをかけてDJ体験ができるブースも設置されています。年齢によって、懐かしさと新鮮さを感じさせてくれる展示会となっています。
|