3月下旬となり、春ももうすぐという先週末に韓国全土を襲った黄砂(ファンサ)。真昼のソウル市内も、夕暮れ時のように薄暗く、黄色い霧に覆われました。そんな異様な光景に、観光途中に驚かれた皆さんも多かったのでは?特に土曜日は、観測以来最も広範囲で高濃度の黄砂が観測されるなど、最悪の気象状況となりました。
黄砂の影響に拍車をかけたのが、強風。市内では、あちこちで砂埃が舞い上がる光景が見られました。健康への影響が心配されている黄砂、吸い込んでしまっては大変!下校途中の女子高生たちも、手で口を覆って応急処置です。
黄砂がひどい日には外出を避けるのが懸命ですが、旅行中だと、なかなかそうもいかないもの。そんなときはマスクが必須!また、帽子や長袖の服を身に着けるなど、肌の露出を最大限に抑えるのも効果的です。
大型スーパーやデパートには、毎年この時期になると黄砂対策のケア用品などを販売する特設コーナーが登場。各種マスクに、うがい薬やウェットティッシュなどが揃います。
韓国気象庁によると、黄砂の勢力は大分弱まったものの、今日22日も弱い黄砂が見られるとの予報。黄砂のピークは5月中旬まで。ご旅行の際は、飛来情報をチェックしたり服装でガードしたりして十分な対策を!関連記事: 「黄砂」特集
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