ソウル東部に位置する、旧国鉄清凉里(チョンニャンニ)駅。地方行きの鉄道が数多く敷かれ、東の玄関口として知られるこちら、2005年より大規模リニューアル工事が行なわれていました。それがついに、今年3月5日より、主要駅舎部分がオープンしました。
中も広々と開放的な空間に。子どもの遊び場や授乳室など、付帯施設も充実しました。またこれまで、地下鉄1号線の清凉里駅と旧国鉄駅との乗り換えは、駅舎の外に出なければなりませんでしたが、リニューアルでは地下歩道が登場することに(時期は未定)。
まだまだ工事は継続中。この先は、ロッテ百貨店や映画館、大型スーパーの入店により、文化複合施設として8月にグランドオープン予定。同様のコンセプトをもつ駅の代表格・旧国鉄ソウル駅の1.8倍もの規模になるそうです。
一方、独特の風情をもっていた旧駅舎もまだ残っています。もう駅舎内に入ることはできませんが、プラットホームなどは、一部新旧共通で使われているよう。
清凉里駅からは、市内を走る中央(チュンアン)線のほか、「冬のソナタ」で知られる春川(チュンチョン)方面、歴史の都である安東(アンドン)や慶州(キョンジュ)などへの各地方行き列車が出ています。
春はもうそこに近づいています。便利になった清凉里駅を使って、ぶらり鉄道旅行もいいかもしれませんね。
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