鐘路(チョンノ)の「若さの通り(旧ピアノ通り)」から清渓川(チョンゲチョン)を渡って明洞(ミョンドン)へ向かう南北200メートルの道路が2010年1月に「乙支(ウルチ)ハンビッ通り」として、光と芸術をモチーフとしたデジタルアート体験空間に生まれ変わりました。
通りには「メディアウォール」と呼ばれるインフォメーションモニター(写真左)が3台設置され、日本語も含めた4ヶ国語で周辺の観光情報やニュース、写真撮影やゲームを楽しむことができます。
「乙支ハンビッ通り」の南側、IBK企業銀行の裏手にはデジタルアートとIT技術が融合した多目的展示空間「ハンビッメディアギャラリー」がオープン。夜になると外観が鮮やかな7色が変わり、行き交う人々の目を引きます。
ITと言うと何だか難しそうですが、誰もが楽しめる面白い作品が展示されているんですよ。中でも目を引いたのは8枚の大型ディスプレイを使ったデジタル屏風。観覧客が近づくとセンサーが反応し、音楽に合わせて屏風の中の昔の行列が生きているかのように動くんです。
メディアアーティストの最新作品で構成された常設展示のほかに、企画展も随時展示される「ハンビッメディアギャラリー」は、入場無料で平日・週末ともに午前10時から午後9時まで開館しています。(月曜休館)
鐘路と明洞の中間の乙支路(ウルチロ)にある「乙支ハンビッ通り」やギャラリーは「JUMP」劇場からも歩いてすぐ。3月になってようやく寒さもひと段落してきたので、夜の散歩がてら光と芸術の通りを歩いて、先進のIT技術を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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