3月から新学期が始まる韓国。各地のデパートやマートでは、新学期を前に「制服フェア」を実施しています。
韓国では、学校が指定するデザインに合わせて制服メーカー各社が制服を作り、市場で販売するという方式がとられています。こちらは韓国の名門女子大梨花女子大の付属高校の制服(写真左)。
昨年はドラマ「花より男子」のプレッピールックが流行したかと思えば、今年は「勉強の神」のメンバーが広告塔として活躍中。こうしたメディアの流れにも乗り、おしゃれな学生たちの購買欲を掻き立てようと、制服がファッション化しているのが近年の状況です。
同じように見える商品でも、裏地や、ポケット、すその処理など、細かい部分で差別化を図ったブランドものの制服は、1着25万ウォン前後。ここ数年、制服の価格が高騰していることは社会問題にもなっています。
学校ごとに保護者らが構成する学校運営委員会は、家計の負担軽減のため、共同購買(競争入札購入)の動きを活発化。自治体が制服のリサイクルを推進したり、制服に製造年月日を記載して、古くなったものは安く提供するなどの規則が生まれたりもしています。
財布事情を気にする親をよそ目に、おしゃれな学生ライフを過ごしたい子どもは、熱心に制服選び。この時期、しきりにニュースでも取り上げられる風物詩です。
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