このたび、デザインが一新された5千ウォン札。全体はこのような感じ。さて、細部にはどんな工夫がされているのか??
旧札(下)と比較してみました。旧5千ウォン札より一回り小さくなったものの、描かれている人物は同じ栗谷 李珥(ユルゴッ イイ)(1536-1584)。「韓国儒学の父」と言われる朝鮮中期の政治家であり学者。新5千ウォン札の方がスマートな印象。
裏側を見ると、旧5千ウォン札に描かれていた「烏竹軒(オジュコン)」がなくなり、代わりに植物や昆虫が描かれています。全体に広がる幾何学的なこの模様は、韓国の伝統工芸「ポジャギ」を連想させます。
続いて細部を見てみましょう。日本の新札にも使われているホログラムがこちらにも。この模様は、韓国の国旗「 太極旗(テグッキ)」の「八卦」。対象と均衡を象徴しています。
先程のホログラムを別の角度から見てみると…。鮮やかな5000の文字と「太極旗(テグッキ)」の中で陰と陽を意味する「太極」がくっきりと浮かび上がります。
最後には鮮やかに浮かび上がった朝鮮半島。この新5千ウォン札、新1万ウォン札と新1千ウォン札が登場する2007年上旬までATMや自動販売機では使用できません。ご注意を! ※ 韓国の通貨についてはコチラ
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