チリンチリ~ン。鈴の音が鳴り響きます。毎年12月1日からクリスマスまでの間、慈善団体・救世軍によって行われる街頭募金運動「慈善鍋」(日本では「社会鍋」)。韓国では、年末恒例の風景として定着しています。 今年もこの時期がやってきました。
市庁前・ソウル広場では、午前中、慈善鍋の始まりを告げる式典が執り行われました。柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官や呉世勳(オ・セフン)ソウル市長を始め、たくさんの応援団が駆けつけました。
この日慈善鍋の広報大使に任命されたのは、オリンピックサッカー韓国代表チームの洪明甫(ホン・ミョンボ)監督。洪監督は現役選手を引退後、奨学財団設立やサッカーを通じた熱心な慈善活動などでも知られています。救世軍の赤いジャンパーを着て、募金する子どもたちをまぶしそうに見守ります。
映画「スピードオーバー・スキャンダル」などで一躍人気者となった子役ワン・ソッキョン君も、たどたどしい手つきながら一所懸命お手伝い。
チリンチリ~ン。赤い募金箱に少しずつ重みが増していく気分はどんなものでしょう?
今年の慈善鍋は昨年より25%目標額を増やし、全国76地域、約300ヶ所で活発に行われます。集められた募金は、貧しい人々や身体障がい者、社会事業施設などへの援助に使われるそう。この募金が暖かい愛の手となって、少しでも役に立つとよいですね。
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