週明けの月・火と気温が急降下したソウル。立冬を今週末に控え、だんだんと秋から冬に引き寄せられています。 ここ、南大門市場(ナンデムンシジャン)も季節の変わり目にせわしない様子。本格的な冬支度を始めた商人たちの様子、ちょっと覗いてみましょうか。
南大門ではおなじみ、路上での叩き売り。やはり今日の目玉は厚手のダウンです。冬の準備に訪れたお客さんであふれかえる市場、今が稼ぎ時とばかりに、一際威勢のいい声を張り上げます。
「こんなに着込んで、少し気が早いって?木枯らしが吹く中で一日中働くんだ、このくらいは市場の常識だよ」冬には特に心配な手荒れ、ハンドクリームまで準備万端です。
味が濃いもの、辛いもの。寒くなるとこんな食べ物が好まれるそう。しかも作り置きのおかずは、外出をしたくない時期の強い味方。たくさん買い込む主婦たちに、アジュンマ(おばさん)も大忙しです。
「やっぱり、これから果物はなかなか売れなくなるね」そうこぼしながらも、ほっこりと笑ってくれたアジュンマ。 人懐っこい商人とのやりとりで、少しだけ温まる心。寒くなっても、ついつい市場に足が向かってしまいそうです。
|