仁王山(イナンサン)のふもとにある西大門(ソデムン)独立公園。日本植民地時代の西大門刑務所跡地にあるこの歴史公園が、10月28日、約1年7カ月間の再造成工事を終え、新しい姿で市民の前にお目見えしました。
今回の再造成事業、一番の目玉は独立門(トンニンムン)!これまで鉄柵で囲われ、立ち入りが制限されていましたが、なんと112年ぶりに一般市民が自由に通行できるようになったのです。韓国初の西洋式建造物を、もっと近くで見て触れられるようになりました。
また、日本式に作られていた池は、韓国伝統の造園様式により四角い形の池「方池(パンジ)」に再造成。他にも、公園内の樹木のうち外来種は韓国原産の樹種に変更されるなど、様々な再整備が行われました。
公園内には、西大門刑務所歴史館をはじめ、3・1独立宣言記念塔や殉国烈士追悼塔など日韓の歴史を振り返るのに一度は訪れたい場所も。西大門刑務所歴史館では日本語の無料ガイドも行われています(1週間前に要電話予約)。
四季を楽しめる散策路や広場もでき、のんびり憩いの時間を過ごす人たちの姿が見られた西大門独立公園。地下鉄5号線独立門駅4番出口を出てすぐとアクセス抜群です。静かな公園内を散策しながら、日韓両国の歴史に思いを至らせてみませんか。 関連記事: 西大門独立公園
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