カンカラ、トントン、鍋やしゃもじを片手に賑やかな音を立てて練り歩く一行。韓国のチンドン屋さん?
いえいえ、韓国を代表するノンバーバル(台詞のない)パフォーマンスの「NANTA(ナンタ)」です。1997年の初演以来現在まで国内外で人気を博しているロングラン公演で、イギリスのエジンバラ・フェスティバルへの参加、ニューヨークのブロードウェイでの公演と、アジアのパフォーマンスの中でも抜きん出た存在として知られています。
そのナンタが市庁(シチョン)、江南(カンナム)、済州(チェジュ)に続き、公演開始12周年を記念して、2009年10月8日、ソウル観光のメッカ明洞(ミョンドン)に専用館をオープンしました。
4人のコックが繰り広げるこのパフォーマンスはキッチンが舞台。韓国の民俗芸能であるサムルノリのリズムを基本としながら、音の鳴るものを何でも楽器に変えてしまうコミカルでスピーディーな舞台は、一見の価値があります。
子どもから大人まで肩肘はらずに楽しめる「NANTA」は、明洞の中心地、ユネスコ会館3階で公演しています。明洞劇場の登場により、ショッピングや観光の合間に、ますます気軽に見られるようになりました。旅の記念にぜひお立ち寄りください。
関連記事: NANTA(ナンタ)
|