日本から韓国に行くと、自転車が少ないことを不思議に思う人も多いそう。たしかにソウルの中心街では、日本ほど自転車で移動している人をみかけません。交通量が多く、多車線の道路が多いという点も理由になっています。
一方、漢江(ハンガン)沿いや大きな公園、地方の観光地などでは、ぐっと姿が増えます。公園入口付近には自転車レンタル所もあり、2人乗りや4人乗り、家族用など変わった自転車もたくさん!
こちらは本格的なサイクリングを楽しむ人たち。マウンテンバイクに、お揃いのバイクスーツと完全装備です。 このように韓国で自転車というと、趣味やレジャーのイメージが強かったのですが、最近では少し変化も…?
不景気の影響や、環境や健康も考えてか、日常生活にも自転車がじわじわ浸透し始めているんです。一部の街中では自転車専用路ができるなど、道路環境も整い始めています。さらに10月からソウル市内地下鉄では、日曜と祝日、電車内に自転車を持ち込めるようになるそう!
住宅街近くのスーパーや駅前では駐輪場も見かけるように。駐輪場の真ん中にあるのは、自転車タイヤ用の空気入れ。これだと、気がついたときにいつでも空気満タンにできて便利ですね。
韓国で徐々に多様化しつつある自転車の利用。ソウル市内を自転車でぐるり観光…が実現する日も遠くないかもしれません。そうなれば、バスや電車では見過ごしていた街の風景に出会うことができそうですね。
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