新世界デパート(左下)が居を構え、南大門(ナンデムン、交差点下)と明洞(ミョンドン、交差点上)をつなぐ会賢(フェヒョン)交差点。でも、あれ?何となく雰囲気が違うような…?
実は、両エリアのあいだに大きくまたがっていた「会賢(フェヒョン)高架車道」が、7月から約1ヶ月間の工事を経て、ついに23日に完全撤去されたのです!
会賢高架車道は、60~70年代の都市開発期に交通量分散を目的として建設された4車線の高架路。しかし交通量が増えるにつれて渋滞が激しくなり、近年は本来の機能を失っていました。美化的な面でも、ソウル市にとっては頭の痛い存在だったようす。
そんな会賢高架車道の撤去で、具体的に何が変わるのかというと…?
まずは、交通渋滞が激しい韓国銀行交差点と明洞の左折車線を2つから3つに増やし、交通渋滞の改善が目指されること。そして何と言っても大きな変化は、9月末までに横断歩道が新設されることです。これまでは地下道のみで、歩行者にとっても不便な区域でしたが、横断歩道ができれば明洞-南大門エリアの往来がぐっと便利になります。
これによって、南大門エリアから南山ケーブルカー専用エレベーター・南山オルミまでも地上を通って行くことができるようになります。ソウル旅行のメッカ・Nソウルタワー観光にも便利ですね!
ドライバーはもちろん、体の不自由な人や年配者、観光客にとっても便利になりそうな会賢交差点。周辺ショッピングタウンの活性化にもつながると言われていますが、その一方で地下道にあった商店街にどんな影響があるのか心配する声もあります。
第一段階の撤去作業が終わった今、今後の工事の動きに注目が集まります。
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