我輩は、李舜臣(イ・スンシン)である。韓国の偉い将軍なのである。今は、ソウルの中心の光化門の地で、日々、韓国を見守っておるのだ。ところで、最近、わしの足元が騒がしくなってきたのじゃ。我輩の話、聴いてくれるかな?
我輩の足元はの、長い間工事をしておったのだ。光化門広場という名の憩いの場を作るとの報告は事前に受けておったのだが、いざ完成して、多くの市民が集ってくるのを見ると、こちらまでうれしくなってくるのう。6車線分のスペースが広場に変わったのであるが、綺麗に作ったものであるなぁ。
完成して公開初日の8月1日は、それはもう人がたくさん集まっての。200以上もの噴水でたわむれる子どもたちの姿、何ともほほえましいことよ。元気に育てよ、韓国の子どもたち。
広場の地下にも施設があるのじゃが、その降りていく道では、ソウル市のシンボルのヘチがキモかわいい姿で子どもと記念写真を撮っておったわ。ヘチよ、お前は守り神のはずなのに、かわいさをアピールしようというのか。少し残念じゃ。
地下の施設に入ると、凛々しいヘチが出迎えてくれるぞよ。こちらのお前は神々しくて威厳を感じるの。そう、お前はこの姿でなくてはな。子どもには優しく、にらみを利かすときはしっかりと。なかなか殊勝な姿勢じゃな。我輩も見習うとするかな。
我輩の背中側には、工事中の光化門があるのじゃが、こちらは来年に完成の予定である。どんどん、整備が進んで、我輩の居心地も良くなるというものじゃな。 それでは、日本の諸君、光化門で待っておるよ。居心地の良い光化門広場で我輩と日韓の友好を結ぼうではないか。
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