突然の雷雨や蒸し暑い気温、梅雨を思わせる天気が続くソウルです。本日の天気予報は雨、でしたが、結局はどんよりと曇り、時には晴れ間さえ除く一日でした。
「職人殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の3日も降ればよい」という言葉がありますが、屋外での仕事に就く人たちにとって、雨は生活と密接に関わる問題。恵みの雨とばかりは言っていられません。
肩寄せあうように低い軒が連なる市場は、ほぼ露天に近い状態。雨が降れば、ひと気がありませんが、今日のような暑さの日には、店先に椅子を出してエンドウのさや取りに精を出すアジュンマ(おばさん)の姿があります。
街の食堂では店先で、調理したり、洗い物をしたり、道路に張り出して、一体どこまでが食堂なのかわからない大らかな光景をよく見かけます。それも雨が降らないからこそ。
今週はやはり引き続き雨の予報です。でも、空模様ばかり見て、あれこれ考えてばかりいるわけにはいかないのでしょう。カメラを向けるとこの笑顔。少し憂鬱なこれからの季節、私たちもこのお二人のように元気を出して行きたいものです。
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