2004年のKTX登場までソウルの表玄関であった旧ソウル駅。7月から始まる本格的な復元工事及び文化複合空間の改装工事を控え、6月23日~28日の10:00~18:00まで一般開放が始まりました。期間中は自由に見学ができます。
旧ソウル駅舎は日本の建築家、塚本靖が設計を手がけ1925年に建築されました(当時の名称は「京城駅」)。ここ、1階の中央ホールはヨーロッパ・ルネッサンスの建築様式にも従いながらも一部逸脱した表現も見せているそう。
一般開放期間中は16:00から1時間、専門家による解説が行われています(25、26日は除く。解説は韓国語、事前に電話かメールで申し込み)。この日は20名ほどの参加者が旧ソウル駅の内部構造や使用のされ方について、熱心に説明を聞いていました。
渡り廊下も左右対称のアーチ型の窓が素敵です。 旧ソウル駅は駅舎としての役割を終えてからも何度かアート、文化イベントの会場としての空間の活用が試されました。この廊下も写真の展示場に変身したそう。
2階の洋食の食堂跡。グリルから漂う匂いは電車を待つ人々にも届いていたのでしょうか。 かつて活気に満ちていた旧ソウル駅。工事完了予定の2011年には展示・公演場、コンベンション施設などを揃えた複合文化空間として再びいきいきと活躍することでしょう。
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