今日は韓国の英雄李舜臣(イ・スンシン)将軍の誕生日。その記念行事として2005年以来、毎年行なわれているパレードが今年も華やかに開催されました。
李舜臣は豊臣秀吉が朝鮮半島に攻め込んだ文禄・慶長の役の時の朝鮮王朝側の将軍で韓国では国民的英雄です。 沿道には地元の小学生をはじめとする、多くの見物客が詰め掛けました。将軍はもちろん亀甲船(コブッソン)に乗って勇ましく登場!
このパレードは当時の李舜臣軍を再現し、亀甲船の模型だけでなく、軍列、兵器なども再現。また、子ども時代から文禄・慶長の役から亡くなるまで李舜臣の生涯も描かれています。これは慶長の役の前に更迭されて役職を追われた時の様子のようです。
こちらは李舜臣が戦った日本軍の様子。5月3日まで忠武(チュンム)アートホールではミュージカル「李舜臣」が上演中。パレードに参加している人たちはホンモノの俳優さんたちだそうです。
パレードは李舜臣の生家跡とされる乙支路3街(ウルチロ サムガ)の「名宝(ミョンボ)シネマ」まで続きました。現在、忠武路(チュンムロ)という地名が残されていますが、これは李舜臣の謚(おくりな)からつけられたもの。
パレードの後には、李舜臣の子孫によって祭祀(祖先を追悼供養する行事)がとりおこなわれ、行事は終了。 これからの季節、再現行事が各地で行なわれます。こうした機会に歴史に触れてみてはいかがでしょうか?
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