韓国では春になるとたくさん取れる野菜を「春(ポン)ナムル」といいます。市場にずらりと並べられた春ナムル。韓国人は春ナムルを見ると「春が来たな~」と感じるそう。
たくさんの種類がある春ナムル。代表的なのは、ヨモギ。今でも韓国の家庭ではこのヨモギでお粥を作ったり、お餅を作ったりするそう。
韓国人は代表的な春ナムルだったら大体名前が分かるそう。これ、なんだか知っていますか?日本でも春野菜として知られる、タラノメです。
これはセリ。春ナムルで作ったビビンバを「春ナムルビビンバ」というのですが、セリは欠かせない食材。青々として見るからに新鮮!
ヒメニラは「チャングムの誓い」に出てきたように昔は薬草として食べられていました。今は薬味と和えたり、サラダにしたり。韓国の野菜は奥が深そうです。
1年中食べたいものが手に入る現代では、食材を通して季節を感じる機会が減っています。でも韓国では春ナムルの存在が人々に春の訪れを告げ、自然の恵みを実感させてくれます。
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