日本と韓国による決勝戦となった今回のワールドベースボールクラシック。昨年の北京オリンピックで金メダルを獲得した韓国チームは今回のWBCでも順調に勝ちあがり、応援にも自然と力が入ります。
この熱き戦いを応援しようと「パラン トッケビ(青い鬼、公式応援団の愛称)」たちが、ソウルにある蚕室(チャムシル)野球場に集まりました。平日の昼間、ちょっぴり肌寒い冷たい天気にも関わらず約1万人ものファンが応援にやってきたそうです。
試合が動いたのは日本が1点リードで迎えた5回裏。韓国チームで唯一の大リーガー、チュ・シンス選手の放ったホームランで同点に。「やったあああ」笑顔満開です。
「打て~」「走れ~」
テ~ハ、ミングッ!!チャチャッチャ、チャチャ!
声をからして必死の応援を続ける中、日本-韓国、3対2で迎えた9回裏。このまま日本が勝ってしまうのか…と思ったその瞬間!
イ・ボムホ選手の同点タイムリーヒットで延長戦に。スタジアムは再び大盛り上がり~。
延長10回の末、韓国は惜しくも敗れましたが、ファンの熱い声援は海の向こうの選手たちにまできっと届いたことでしょう。不況だ、不況だと重苦しい空気が流れる昨今、声を張り上げて応援すれば気分もスッキリ。選手たちの大活躍、大健闘に惜しみない拍手が送られたのでした。
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