かれこれ30年以上続く梨大(イデ)前の「ウエディング通り」。2号線梨大駅から阿峴(アヒョン)駅にかけて続く800mほどの大通りには、約50軒ものウエディングドレスのオーダーメイド店が軒を並べます。メイクアップ専門店やフォトスタジオなどもあり、結婚準備はココで!と言わんばかり。
最近リニューアルしたばかりのこちらのショップは、何と梨大前に店を開いて20年。この辺りは10年以上続くデザイナーショップがほとんどです。そんな「ウエディング通り」のドレスを、ちょこっと覗いてみましょう!
ウエディングドレスといえば、やっぱり純白!近頃は、片方の裾丈を長く広げ女性らしい優雅さを演出した「マーメイド・スタイル」が流行だそう。細身のラインにクリスタルを散りばめた、人魚のようなデザインが人気のポイントです。
ほかにも、イブニングやミニドレスなど、色とりどりの華やかなドレスが乙女ゴコロをくすぐります。お嬢様大学・梨花(イファ)女子大学のお膝元でもあるため、ピアノの発表会やパーティー用にオーダーしにくる若い女性も多いのだとか!
もちろん新郎新婦はチマチョゴリ(韓服、ハンボッ)を着ることもあります。 「これは花嫁さんが着るにもぴったりのチマチョゴリだよ」 若い女性の晴れ着である緑と赤の「綠衣紅裳(ノギホンサン)」は、花嫁衣装の基本。花柄の刺繍が施された華やかなライトグリーンと赤の色合いが、春らしく清楚な雰囲気です。
一生に一度の思い出、ウエディング写真も、フォトスタジオと提携して撮影してくれます。韓国では、色んなテーマで何種類も撮影し、分厚いアルバムに綴じるのが一般的です。最近はドレスや韓服以外にも、カジュアルな服装で雑誌風に撮影するカップルも増えているそう。
3月とはいえ、まだ肌寒いソウル。花盛りの時期はもう少し先ですが、梨大前の「ウエディング通り」で、一足先に華やぎを感じてみてはいかがでしょうか。
|