新聞や飲み物、タバコ、お菓子の販売、そしてT-moneyカードの充電と、観光の際にも何かと便利な路上売店。しかし、ステンレス製の古びた外観と商品が雑多に並ぶ様子に、「都市景観を損なう」という意見も実は少なくありませんでした。
(写真は2000年11月撮影)
そこで、ソウル市は従来の路上売店を一新すべくデザインを公募。その入賞作をAタイプ~Dタイプとして昨年夏より市庁(シチョン)周辺にて試験運営してきました。新しい路上売店は、その名も「S-Shop」!Sには、Seoul・Small・Soft・Street Shopという意味が込められています。
左は開閉式の商品陳列台を左右に設け、機能性と開放感を高めたAタイプ。右のBタイプは、余計なデザインを省いたすっきりとシンプルな外観が特徴です。
周辺環境によって外壁を選択できるCタイプ(左)は、こんな木目調のスタイリッシュなデザインも可能!Dタイプは外観のデザインを簡素化し、商品ディスプレイを一段と見やすくしました。
約半年間の試験運営を経て、このたび新デザインに確定したのはAタイプとBタイプ。2009年末までにソウル全域の路上売店がこの2タイプに変わる予定です。現在、市内各地では新デザインへの切り替え作業が続々と進行中!新型売店同様、ソウルの街並みも一層洗練されていきそうな予感です。
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