1年で最も夜が長い日「 冬至」。2008年は12月21日にあたります。日本ではカボチャを食べたりしますが、韓国では冬至にあずき粥(パッチュッ)を食べます。中の白玉は年の数だけ食べると1年間無病息災と言われますが、これは食いしん坊さんでもちょっと大変そう…。
あずき粥を食べる風習は実は中国から伝わったもの。死んでしまった息子の悪鬼が出るので困った父親が、彼が嫌いだったあずき粥を作って家にまいたところ見事退治できた、という話に由来します。韓国でも一昔前までは玄関の柱などに厄除けの意味であずき粥をまいていたんですよ。
また、家の中に入ってくる悪鬼を追い払うため、冬至の日に「蛇」の字を書いたお札を逆さまにして家の壁や柱に貼っておくという面白い風習もあります。
一方、朝鮮時代の宮中では冬至を境に昼が長くなっていくことから、冬至を1年の始まりの日と考えていました。新年を祝う宴が行われ、宮中の役人たちにはカレンダーが贈られたそうですよ。
南山コル韓屋マウルでは12月20・21日の両日、冬至イベントを開催。あずき粥作りや試食、伝統文化体験など楽しいイベントが盛りだくさん!今年は韓国の冬至とともに季節の移ろいを感じてみるのもいいですね。関連記事: 南山韓屋マウル 冬至イベント
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