今日はソウルから車で1時間ほどの距離にある、龍仁(ヨンイン)市の「韓国民俗村(ミンソッチョン)」からお届けします。約30万坪の広大な土地には、歴史ドラマから飛び出してきたような伝統的な町並みと、のどかな景色が広がります。「チャングムの誓い」や「風の絵師」、映画「王の男」などもここで撮影されたんですよ。
伝統衣装・チマチョゴリ(韓服、ハンボッ)姿で仕事をしている従業員たち。風景と調和して、まるでタイムスリップしたかのよう。もちろん、一緒に写真を撮ることもできますよ。
地方・階級別に朝鮮王朝時代の衣食住文化が再現されている民俗村。昔はこんな風に、木の棒で叩いて服のしわを伸ばしたんですね。
もう1つの見どころは、やはり伝統公演!鐘と太鼓の音に合わせて繰り広げられるノンアッ(農楽)公演は、知らず知らずのうちに心が弾みます。学校の社会見学でしょうか、小・中学生たちの拍手と熱い声援に、演奏者たちの技も冴えます。
公演といえばはずせないのが、民俗村名物・チュルタギ(綱渡り)。映画「王の男」以降、若者にも注目されてきているという伝統芸能です。老練なチュルタギ名人が繰り広げる離れ技の連続に、客席からはどよめきと拍手が鳴り止みませんでした!
反動を利用してジャンプする伝統遊び・ノルティギ(シーソー)。新体操に似たリボン技や空中回転など高難度の技の数々に、見てる方はドキドキハラハラするばかり!
「ちょっと、ちゃんと息を合わせてよ」。触発されてノルティギにチャレンジしてみるものの、慣れないためか、韓国の若者も手を焼いているようす。ほかにも、民俗村には伝統生活体験コーナーなどもあります。 もっと寒くなる前に、この週末、家族で、カップルで、友達同士で、韓国伝統文化を満喫してみてはいかがでしょう?
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