10月も下旬に差しかかり、いよいよ秋本番。朝夕の空気が肌寒くなってきた最近のソウルは、紅葉までもうすぐといった雰囲気です。今日は一足先に紅葉が訪れた、ソウルの北側に位置する北漢山(プッカンサン)国立公園からお届けします。
約8万平方kmという広大な面積を持つ北漢山国立公園。巨大な花崗岩の岩間にたたずむ渓谷をはじめ、約1300種もの動植物、たくさんの文化遺跡・寺院があり、1年に平均500万人もの人々が訪れます。ソウル市内から地下鉄・バスで行ける距離にあるため市民の登山コースとして親しまれており、年配の登山客も多いんですよ。
まばゆい日の光にふと空を見上げると、徐々に紅色に染まってきた紅葉が。今年の北漢山の紅葉は、まさに今の時期が見ごろだそう!
ところで、韓国で登山につきものなのが、なんと「マッコルリ(どぶろく)」!ようやく登りついた頂上で、あるいは途中の休憩時に、おいしい山の空気といただくマッコルリの味は、また格別なのです。
岩山が多いのが少し大変ですが、日帰りで下山できるコースや自然観察がテーマの散策路もあるので、週末の息抜きにも良さそうです。さあ、もうひとふんばり。
ついに頂上に到達!心地よく吹き抜ける風の中、山の上からソウルの景色を見渡せば、それまでの疲れも吹き飛んでいきそうです。都会の喧騒を離れ、秋の紅葉狩りに、近場の北漢山へ出かけてみてはいかがでしょう?
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