セミの鳴き声が騒がしくなり、日差しの強い日が増えてきたソウル。暑さ厳しいこの時期に旅行となると、心配なのは体調。そんなわけで、今日は熱くて辛~い、でも美味しい!そんな一風変わった韓国の夏バテ対策「以熱治熱(イヨルチヨル)」をご紹介。
「熱を以って熱を治す」という言葉どおり、「以熱治熱」とは汗を流すことで体温を下げ、食欲不振やけだるさを吹き飛ばす民間療法。汗をかくには、やはり熱くて辛い食べ物が欠かせません!韓国人もうなる激辛料理といえば、タコの辛味炒め「ナッチポックム」。
食後は汗びっしょり、擬似運動効果抜群の料理が「プルダク」。口に入れれば、全身の毛穴から汗が噴き出すという、こちらも激辛韓国料理のひとつです。おこげにお湯を加えた「ヌルンジ」は、辛さでピリピリする舌に優しい味。
熱さと辛さを同時に実現する「以熱治熱」料理、お次は海鮮の旨さがぎゅっと詰まったスープが魅力の「チャンポン」。真っ赤な激辛スープを喉から胃へ流し込む瞬間を想像してみてください…。ほら、すでに汗がにじんでいませんか?
辛い食べ物は脳を刺激し、快楽物質を分泌させる効果があるとか。夏バテだけでなく、ストレス解消にもぴったりです。この夏は唐辛子たっぷり、韓国の激辛料理にチャレンジしてみませんか?
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