数多くのファッションビルが立ち並び、明け方まで買い物客やバイヤーでいっぱいのエネルギッシュな街・東大門(トンデムン)。その東大門エリアのシンボル的存在であったのが、サッカー場と野球場が隣接する東大門運動場でした。
しかし現在では、数々の激戦が繰り広げられてきた競技場も完全に取り壊され、ご覧のような状態に。なんでも跡地には「デザインプラザ&パーク」という大規模な公園がつくられるのだとか。この公園の整備に費やされる費用はなんと3,758億ウォン!
サッカー場は老朽化が進み2003年に閉鎖。その後はグラウンドの一部をテントで覆い、 風物市場(プンムルシジャン、蚤の市)が開かれていました。品物が所狭しと並べられ、そのごちゃごちゃした感じはソウルの情緒を味わえる貴重なスポットでした。
現在も工事フェンスの前でいくつかの露店は商売を続けています。しかしかつての活気のあった頃とは違い、どこか物寂しげです。
大勢の人々で賑わうファッションビルも、ポツンと取り残されたかのように佇んでいます。これから本格的に工事が進められる「デザインプラザ&パーク」は2010年までには完成する予定だそう。今はちょっとうら寂しい雰囲気の東大門、早く活気が戻ると良いですね。
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