地下鉄4号線恵化(ヘファ)駅を出ると、そこは演劇の街・ 大学路(テハンノ)。演劇の魅力に吸い寄せられた若者たちが集まるこの街には、若さと芸術文化があふれています。演劇好きがまず立ち寄る、2番出口そばの「公演案内所」前では、道行く人に当日券を勧める青年の姿が。
マロニエ公園側の地域一帯には、何と90以上の小劇場が密集し、広告合戦も半端ではありません。剥がしては貼り、貼っては剥がされ…。汗をかきかき、チラシやポスター貼りに精を出すのは、役者を目指す若者たちだったりするのです。
「この道を左に行かれますと…」簡易式の当日券販売所で劇場の場所を説明する青年。大学路の演劇観覧も、ここ数年プレイガイドが発達しましたが、こうした路上での手売りだって健在です。韓国でも、やはり一流の演劇人になるには日陰仕事も避けて通れないようですね。
ちょうど大学路一帯では、全国47大学の演劇専攻者による演劇フェスティバル、「第16回若者演劇祭」が行われていました。「チケット3,000ウォン」と手書きで書かれた画用紙が、いかにも手作り感いっぱい。そう、演じる主役が学生なら、準備に当たるのも学生なのです。
ちょっと作業場にお邪魔したら、小物作りの真最中。床に散らばったダンボール紙に囲まれ、黙々と準備に当たっていました。演じるだけでなく、会場作りから当日の運営まで。苦労がある分、お客さんからの歓声がどんなに嬉しいことでしょう!
輝かしい夢を胸に、大学路の演劇文化を作り上げる若者たち。いつか大きなステージで羽ばたける日が来るといいですね!BOYS BE AMBITIOUS!
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