週末の大学路(テハンノ)。いつもなら学生や家族連れ、カップルで賑わう演劇の街が、この日は何だか雰囲気が違います。全国から公務員ら1万5千人(警察推定6500人)が集まり、「第二次 全組織員闘争決議大会」という大規模な労組デモが行われたのです。
朝から曇り空だったこの日、デモ隊は徐々に大学路のマロニエ公園周辺に集まり始めました。道路を塞ぐように座り込んでいます。
午後1時半ごろから本格的に集会が開始。内容は、韓米牛肉再交渉、水・電気・ガスなど公共部門の民営化推進中断、公務員の退出制リストラ反対、公務員年金法改正反対などについてです。
プラカードには「老後の暮らしを破綻させる年金改悪に反対する」、「政府の責任なすりつける年金改悪に反対する」の文字が。 若い女性も集会に参加しています。
同じ日にソウル中心部の数ヶ所でデモが行われ、大学路一帯も交通が規制される状態でした。
集会が終わる午後4時ごろから、デモ行進が始まりました。首都圏に住む約500人が、鍾路を経て市庁のソウル広場に向かいます。午後5時から行われるろうそく集会に合流するためです。
そもそも米国産牛肉輸入への反対からはじまった一連のデモ騒動。韓国旅行を控えて不安な方は、こまめに デモ情報をチェックし、デモの行われている場所には近づかないことをお奨めします。
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