「成年の日」の今日、市庁・ソウル広場では、午前10時半から伝統慣例にのっとった成人式典が行われました。韓国では、毎年ソウル市をはじめいくつかの地域で伝統成人式が行われます。日本のように地域自治体ごとに行われるわけではないんですね。
事前式典のあと、成年服をまとう加礼(カレ)が行われ、男女ともに成年の象徴である帽子と髪飾りをつけます。醮礼(チョレ)では、酒とお茶の飲み方も教わります。チマチョゴリ(韓服、ハンボッ)をまとった若者たちの晴れ姿、みずみずしいですね。
今年もフランス、チェコ、オランダ、中国、日本、カザフスタン、ドイツ、アメリカなど色んな国の留学生が参加し、国際色豊かな成人式となりました。「今日から大人ですよ」なんて言われて、嬉しいような、子どもじゃなくなってちょっと寂しいような、くすぐったい瞬間なのかもしれません。
目上の人と向かい合いお辞儀をする儀式・相見礼(サンギョルレ)。これで成人式が終わります。どこの国の人でしょうか、クンジョル(最高礼のお辞儀)をする姿もなかなかサマになっています。
祝賀公演では、伝統芸能公演と高校生によるNANTA(ナンタ)公演が登場。若々しいエネルギー溢れるステージで、人生の先輩たちの新たな門出を元気よく祝います。「ソンベ、チュッカヘヨ~(先輩、おめでと~)」
こうして一生に一度の成人式が無事終了。1人1人、昨日とはちょっと違う自分を想像してみる瞬間ではないでしょうか。うまくいかないこともあるでしょうが、気合を入れて、元気に20代の一歩を踏み出して下さいね!!
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