ソウルに行ったら何食べる?サムギョプサル?ビビンバ?トッポッキ?いえいえ、ドーナツですよ。ドーナツ。なぜなら、ここソウルは世界の有名ドーナツチェーン店が凌ぎを削っていることで知られており、特に明洞は街を歩けばドーナツに当たる、というくらいドーナツ店が多い界隈です。今日のソウルは最高気温15度と肌寒い一日。温かいコーヒーと甘いドーナツ日和です。
トップバッターは ダンキンドーナツ。日本では撤退し、お目にかかれなくなってしまったダンキンドーナツですが、ここ韓国では1994年の出店以来、ドーナツと言えばダンキンという位、知名度、人気の高いお店です。ドーナツらしいしっかりとした歯応えと味わいがあります。
ドーナツ市場は長らくダンキンドーナツの独占状態でしたが、2004年 クリスピー・クリーム・ドーナツが登場するや破竹の勢いで人気を獲得しました。2006年に日本で出店するまでの間、日本では食べられないからと、ソウルでどっさり買って帰る観光客の方もいましたよ。こちらの特徴は何と言っても、ふわっふわの食感。
続くはお馴染み ミスタードーナツ。2007年4月の出店以来、着実にファン層を広げつつあります。基本的には味も種類も日本と同じですが、現在、日本で販売されていない商品もあり、同じミスドでもソウルでしか食べられない味もあるんですよ。
最後はドーナツプラント。ニューヨークからやってきたこのお店は2007年11月の出店です。アメリカでの創業が1994年と他のドーナツ店よりも新しいのですが、日本でも2004年に出店し、急成長でアジア地域にやってきました。卵を使用していない生地はどこか素朴な味わい。
アメリカでは朝食として食べるので主食ともされますが、韓国や日本ではお菓子に分類されるドーナツ。ところで砂糖の1人当たりの年間消費量はアメリカ31.3キログラム、韓国26キログラム、日本18.8キログラムとなっており、食生活や嗜好もグローバル化が進んでいるのかな?などと想像しつつ、ドーナツを食べた午後なのでした。
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