ただ今開催中のハイソウルフェスティバル。5・6日の両日にかけて行われたイベント「千年万歳」には、伝統芸能の名人中の名人が数多く出演しました。なかなかお目にかかれない名人の芸に触れることができるのも、「フェスティバル」ならではです。
重要無形文化財第27号の「僧舞(スンム)」を踊ったのは、ジン・ユリム名人。仏教に関係の深い「僧舞」は「静的かつ動的」という表現の難しい踊りなのです。
「パンソリ」は韓国版ひとりオペレッタのようなもの。話を展開させつつ、セリフも言って、歌も歌います。ハイソウルフェスティバルでは韓国一の歌い手アン・ソクスンが自慢の喉を披露しました。
特に注目すべきは、厄払いから派生した民俗舞踊「サルプリ」を踊ったこの名人!なんと86歳の舞踏家。普段は公式舞台に立たない名人なだけに、本当に貴重な舞台です。足で刻むリズムに歴史を感じます。
公演の終わりを飾るのにふさわしいダイナミックな踊りを見せたキム・ウンテ。6歳から父親についてプンムルを学び、「小鼓(ソゴ)」を使った伝統的な踊りを自分独自のものに昇華させています。 週末まで続く 「ハイソウルフェスティバル」、この期間に韓国にいる方はぜひ見学してみてください!
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