桜はもう散ってしまいましたが、まだまだ春真っ盛り。今回は食卓を飾る春のおかずをご紹介します。トップバッターは「ネンイ(なずな)」。苦みがそれほど強くないので、食べやすく、「ナムル(和え物)にしてよし、チヂミにしてよし」の春野菜の代表格です。
「ミナリ(せり)」も韓国ではよく食べます。酢コチュジャンにさっと和えて、サラダ感覚でいただきます。
「チナムル(しらやまぎく)」は一見、ほうれん草に見えますが、少しけば立っていて、ちょっと春菊っぽいくせがあります。それがまた、たまらなくおいしいんです。
日本では見かけない「スンバギ(にがな)」は、韓国で春を代表するナムルの1つです。甘酸っぱい酢コチュジャンで和えてあるので、「甘くて、しょっぱくて、すっぱくて、辛くて、苦い」味がします。
春の魚なら「チョギ(いしもち)」。塩漬けにしたものは「クルビ」と言います。春のいしもちは独特の苦味がありますが、それが大人の味なんですよね。
これらのメニューを食べるには、韓定食(ハンジョンシク)の店や家庭料理店に入るのがいいですね。知らないおかずがあったら「イゴ モエヨ?(これ、何ですか?)」と聞いてみましょう。
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