市庁から程近い位置にある「貞洞(チョンドン)京郷ギャラリー」。ここでは3月27日~4月2日まで、建築設計事務所・guga都市建築の展示会「guga都市建築-生の形象をたずねて」が開催中。なんと伝統家屋・韓屋(ハノッ)の構造を知ることのできる、ちょっと変わった展示会なんです。
韓国独特の奥ゆかしさが漂う韓屋も、最近は現代型改装が主流。建築美術的には評価が低いそうですが、現代人の生活に合わせた韓屋という点で見直されているんだとか。この展示会では、現代人に「韓屋」をもっと身近に感じてもらおうと現代化の例を模型で紹介しています。お子さんと一緒に見学しているお母さんもいましたよ。
この模型は、韓国初の韓屋ホテルである慶州(キョンジュ)の「羅宮(ラグン)」です。ソウル市内にも、北村韓屋マウルの韓屋や宮中飲食研究院、仁寺洞(インサドン)の韓屋レストランなど現代韓屋がたくさんあります。
現代社会と共存しつつ伝統家屋を保存する現代韓屋は、見方によっては「進化する韓屋」ともいえるんだとか。日本語可能なスタッフもいるので、韓屋に興味のある方は、韓屋めぐりの一環として一度足を運んでみるのもよいでしょう。
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