最近ソウルで街歩きをしていると目につくのが、電動キックボード。若者を中心に、日常の交通手段として利用する人が急増しています。
その理由は、レンタルが手軽にできるため。アプリをダウンロードし、個人情報を登録すれば、10分1,000ウォン程度で利用可能です。
駐車場を探すのが大変、歩くのには遠いけど、公共交通手段を使うと遠回りになってしまう、という場合にも電動キックボードは人気。
一方で、ルールを守らない利用者が多いことも社会問題となっています。ヘルメット着用は必須ですが、それを守る利用者は、ほとんど見られない状況です。
本来は車道を走行すべき電動キックボードですが、歩道で見かけることも。大きな音がしないので歩行者は注意が必要です。
今月18日に電動キックボードに関する安全基準強化の法改正がされ、ヘルメット未着用、歩道での走行に罰金が課せられることに。今後自転車専用道路での走行許可も計画中のようです。
安全な環境が整備され、利用者の意識が改善されるのには少し時間がかかりそう。ソウルの街を歩く際は、そのことを頭の片隅においておくと良いでしょう。
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