韓国グルメといえば肉!しかし、ソウルにはそんな固定観念を見事に覆す、おいしい焼き魚がウリのお店が各地にあるんです。それらの多くは路地にあり、韓国人でさえ知る人ぞ知る穴場になっています。今日は明洞にも程近い、乙支路(ウルチロ)のとある路地で見つけた焼き魚屋さんを訪ねました。
見てください、この豪快な焼きっぷり!店先の七輪に金網を乗せて、魚を丸ごと炭火で焼き上げるんです。もくもくと立ち上る煙に、思わず食欲をそそられます。
こんがりと香ばしい皮、ふんわりと焼き上がった身の部分、これぞ炭火で焼いた焼き魚の醍醐味ですね。一昔前までは日本の家庭でも見られた風景に、大都会・ソウルの路地裏で出会うなんて、何とも感慨深い思いにひたってしまう人も多いのではないでしょうか。
ピマッコルの焼き魚屋さんでは、サワラやサンマをはじめ、サバやクルビ(イシモチ)の定食が、5,000~6,000ウォンで食べられます。朝から営業しているお店もあるので、朝食にガッツリといただくのもいいかもしれませんね。
こちらはサバですね!断面だけでも、身のぷりぷりさが伝わってきます。ソウルで見つけた郷愁の味、今日お邪魔した乙支路の他、鍾路(チョンノ)のピマッコル、東大門市場(トンデムンシジャン)の焼き魚通りでも味わえますよ。魚の焼けるいい匂いが立ち込める細道を見つけたら、迷わずに足を向けてみてください。覗いてみるだけでも一見の価値はありますよ。
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