常にショッピング客で賑わう東大門(トンデムン)市場のシンボルと言えば、運動場と野球場。野球場は、かつて韓国中を高校野球で熱くさせた場所なんです。
その隣の運動場では、衣類や生活用品、中にはガラクタ(?)が売られているノミの市が行われていて、ソウル市民に愛さる庶民的なスポットでもありました。
しかし、思い出の詰まった運動場と野球場の撤去が決まり、ついに取り壊しの工事が始まりました。
運動場のそばでは、相変わらずずらーっと露店が立ち並んでいますが、運動場が撤去されると東大門名物ともいえるこの露店たちの姿も消えてしまうようです。
跡地には有名デザイナーによるビルや公園ができるそうですが、新しいものができることで、ソウルから情緒深い建物がまたひとつなくなり、残念な気持ちを押さえ切れません。
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